ハプニングバー見学会 「大人の社会科見学 III 」
時は移ろい、皆既日食からペルセウス座流星群へと、人々の関心は変わっていきます。時の経つのは早いものですね。

報告が遅れましたが、2009年6月19日(金)に、「遊びの学校」の“課外授業”として、ハプニングバー見学会「大人の社会科見学Ⅲ」を開催させていただきました。一人では入りにくいハプバーを受講生と講師とともに団体で見学しようという、この企画も回を重ね、3回目となりました。

今回は男女ほぼ同数、スタッフやゲストを含めると、実に30名を超える方に参加いただきました。「花金」の忙しいところ、かくも多くの方が、お集まりただいたことに、感謝します。そして、特筆すべきは、ハプニングバー未経験者ばかり、公開講座で、学んだことを初めて“現場”で体験する方ばかりだったということです。実際にハプバーに足を踏み入れたことがある方は数名ほどでした。

いわゆる初心者の引率でしたが、さすがに、いきなりは現場に足を運びません。まずは、カラオケボックスに集合しました。景気づけに歌でも歌おうというのではありません。事前にハプニングバーについて、レクチャーをしました。講師は「遊びの学校」の第一回公開講座「グループセックス入門——ハプニングの楽しみ方」で講師を務めた、ハプニングバー遊びのエキスパート、金太郎様です。同レクチャーには15名ほどが参加。第一回公開講座のテキストの縮刷版を配布し、懇切丁寧に説明していきます。基本の基本ですが、1時間後には初体験する未知の世界を事前に案内しました。

事前レクチャー後、遅れてきた受講生と合流して、今回の現場であるハプニングバーを目指します。ハプバー愛好家の間では、大人の雰囲気がある遊びとして、評判のいい店です。まずは、初めてハプバーへ入店するという方ばかりなので、会員登録をしなければなりません。店からは予め、入会のための用紙をいただき、レクチャーの際に配布して、必要事項を書き込んでいただいていました。多少の時間短縮にはなりますが、人数が多いから、登録だけでも大変です。

ほとんどの店で、免許証やパスポートを提示しての身分照会が必須になっています。情報漏洩に不安を抱くかもしれませんが、逆に、そういうことをちゃんとしてない店は信用ができないと考えます。むしろ、様々なリスクも多く、危ない店といっていいでしょう。

入会登録だけで数十分を要しましたが、無事に全員が入店。いくつかに仕切られたフロアーの一角を受講生と講師陣で占拠しました。前回、前々回では、まだ、その席にゆとりがありましたが、今回は満席で、何名かは立っていただかなければなりませんでした。それだけ、いろんな意味で、ハプバーに興味を持つ方が増えてきた証拠です。受講生も座学から実技へと積極的に踏み出そうとしているわけです。

当然、着席しても、すぐに動くことはしません。まずは、自己紹介です。この遊びの基本ですね。今回、初体験者が多いので、男女数人に分けて、店のスタッフの方に、各フロアーを案内していただきました。ところが、受講生達がなかなか、戻ってきません。内覧だけなら、10分もかからないはずなのに・・・。受講生に聞いてみると、スタッフが店内を案内するだけではなく、同店のルールやマナーをレクチャーしていたそうです。以前は、簡単な案内程度だったものが、時間をかけ、説明をするようになったわけです。「遊びの学校」では、ことある毎に、ルール&マナーの必要性、重要性を訴えてきましたが、それが浸透してきたことを感じさせます。やはり、基本があってこその遊びです。

受講生には、受講生同士のコミュニケーションは当然として、店内にいる単独の男性や単独の女性、カップルにも積極的に話しかけることを予め、指示しておきました。箱庭的にパーティなどをするつもりはありません。まず、話すことから始まる、という基本を磨く場としての現場体験なのです。

そういう意味では、当初の目的は達成されたといえます。受講生達は、勇気を持って、声をかけ、会話を繋げていました。「恋は焦らず」ではありませんが、焦らず、上ずることなく、コミュニケーションをしていきます。深い関係を築くための努力を怠りません。たとえ時間がかかろうと、その基本を積み上げなければ、何も始まらないことを、身を持って体験していただきました。

ここでは、詳述は避けますが、基本を経た人には、新しいステージが待っていました。そこで、ちゃんと遊べるか、遊べないかは、本人の資質や努力によりますが、今までにない、非日常の空間を体験したことに違いはありません。

「遊びの学校」は2年目になりますが、受講生達の人間的な成長とともに、“遊ぶための技術”が進化し、講師陣から見ても魅力的な大人になってきていることを感じさせます。受講生達は、これからも自らを磨き、さらに魅力的になることを怠らないと思います。また私達は、それを全力で支えていきたいと思います。受講生達の真摯さが講師陣を突き動かすわけですから。