ハプニングバー見学会 「大人の社会科見学 I 」
一昨日、2008年7月4日(金)に予定どおり「遊びの学校」の“課外授業”として、ハプバー見学会「大人の社会科見学」を敢行した。

初心者の男性や女性が集まって、ハプニングバーを見学する。
なかなか、一人では入りづらい、いま一歩、勇気がないという方に向けての企画だ。
と、同時に、公開講座の第一回目で講演した「グループセックス入門&ハプニングの楽しみ方」を実践していただくというのもある。いわば、正しい、楽しみ方の実地教習だ。

当初は5名程度のこじんまりとした人数での開催を考えていたが、気づいたら、10名を越してしまった。スタッフもいれると、20名近くなる。
基本は単独男性を対象としていたが、単独女性やカップルまでも参加してくれた。

まずは、見学予定のハプバーにいきなり行かず、カラオケボックスに集合。
歌でも歌って、景気をつけてから行こうというのではない。
ハプバーへ行く前に、前回の公開講座で講師を務めていただいた金太郎様によるレクチャーである。
歌も歌わず、10数人がカラオケボックスにいるというのも奇異な光景だが、流石、居酒屋や喫茶店(普通の喫茶店!)などでは話せる内容ではない。

金太郎様のレクチャーは、参加者の「爪」の検査から始まる。
女性を傷つけないため、深爪は必須である。
優秀な受講生ばかり、この日のため、ちゃんと、爪や指先の手入れをしている。
ある意味、最低限のルールやマナーである。こんなことから守れないようでは、遊ぶ資格などないだろう。
前回の講座をおさらいするとともに、今回、見学するハプバーの特色や注意点などを話す。

1時間後、目的のハプバーに到着。今回、見学する店は、都内で一番の盛り上がりを見せるという大型店。「遊びの学校」の幹事会のメンバーが懇意にしていることもあり、今回の見学会もその縁で実現することになった。そんなところにも縁と艶が絡み合う。

同店は2フロアに分かれていて、1フロアはバーラウンジとSMルーム、もう1フロアはプレイルームになっている。フロアの行き来は、狭い螺旋階段を上り、下りする。
同店のマスターの好意で、バーラウンジの一角を私達のために開放してくれた。団体席の出来上がりである。

まずは、同店のスタッフの案内で、各フロアを探索。
いままで、HPなどでは見ていたが、初めてハプバーの中を見るというメンバーもたくさんいる。
中には、その場でいるだけで舞い上がり、声が高く、大きくなったりするものもいたが、それもご愛嬌だろう。

団体席で、すぐに動くことはせず、歓談する。考えてみたら、公開講座などは、一方的に、講師の話を受講生が聞くだけで、受講生同士が会話する時間もなかった。
お互いがどんな背景や願望があって、この「遊びの学校」に入学しているかわからない。
それを話し合うことで、知ろうとする。当然、プライバシーに配慮しながらだが、経験談や願望、プロフィールを自ら紹介していく。
この遊びの基本がコミュニケーションであるように、“仲間”同士でもそれを実践していくのだ。

男性だけでなく、女性やカップルもいるので、日頃、聞けない男女の本音が飛びかう。
それを知ることがどれだけ大切かはいうまでもない。
お互いが知らな過ぎるのだ。いかに独断や偏見がまかり通っていたか。
そんなものを払拭していくのも私達の役目だろう。

男女やカップルが参加した見学会だが、あくまでも主眼は単独として遊べる方法を身につけていただくこと。
梅宮辰夫ではないが、“男の人数分、女を用意しておけ”ではない。
ハプバーを使用して、箱庭的なミニパーティをしてもしかたないだろう。
そのために、受講生同士だけではなく、店に来ていた単独男性にも積極的に話しかけ、遊ぶための秘訣などを聞きだす。
また、単独女性にも声をかけ、会話を楽しむということをしてもらう。
ハプニングを起こすために、口説くのではなく、まずは普通に話すこと。
こういう場所だと勘違いして、会話がぶれてしまうこともあるが、ちゃんと軌道を正しながら話ていく、それも大事なことだろう。
ナンパではないが、声をかけることから始める。

市原隼人や小栗旬、生田斗真などではない。バーで酒を飲み、佇んでいるだけで、声をかけられるということは、まずはない(笑)。

また、受講生同士、連携して行動するようになる。
SMに興味をあるという女性を講師がフロアのソファーで、軽く縛ると、 ソファーではただのお試しになってしまうので、SMルームへスムーズに移動させるため、テーブルを動かし、つかえることなく出れるようにする。ハプニングを起こすには、そんな連携も大事なこと。

終電の時間を過ぎたが、受講生は、そのまま同所に滞在。朝まで、勉学に励むことになる。
途中、緊縛や複数プレイなど、いかにもハプバーらしい光景にも遭遇。
その場の雰囲気を肌で、実感として、掴んでいく。
そんな中、受講生達は、場を盛り上げたり、楽しんでもらうための 努力をする。
ギラることやキョドることなく、積極的に話し、動いていくのだ。

たまたま、偶然だが、同所に、“輪姦界のカリスマ”といわれる方が、 イベントの相談へいらしていた。日本の輪姦界をリードするサイトの 管理者として知られ、幹事会のメンバーとも懇意にしている。
その方を特別講師として、いきなり、輪姦や乱交などに関する講座も始まる。
受講生は、熱心にその方の話を聞き入る。果たせるかな、真面目にエロ話をしている怪しい集団だ。

そんなシークエンスを見ていて、随分前に放送されたフジテレビの“月9”ドラマ『ビギナー』(2003年放送・ミムラ主演)を思い出してしまった。
同ドラマは、平凡な元OL、元極妻、リストラ元管理職など、年齢も境遇も異なる男女が司法試験に合格。その後の司法修習期間での活動や葛藤を描いた「青春群像劇」。
『ビギナー』同様、年齢も境遇も違うビギナー達がある目的に向かって、迷い、戸惑いながらも邁進していく——まさに、そんな感じなのだ。

何か、受講生達のそんな姿を見てると、とても微笑ましくもある。
この「遊びの学校」を開校して良かった、と実感する瞬間だろう。
鬼教官(暴言多謝!)としても嬉しくなるもの。

この課外授業、終業のベルがなったのは、早朝のこと。
閉店時間の5時を過ぎていたのだ。
店を出ると、空は既に薄明るくなっていた。
不夜城からは、終電を逃し、始発で帰る客達をたくさん吐き出している。

受講生達は、何かを掴んだろうか。彼らの顔は、一様に満ちたりていたような気がする。
それが今後の活動に活かされるものであれば、こんな嬉しいことはないだろう。
これから、この“世界”を面白くするのは“ビギナー”達だ。 今
回のコンセプトを“absolute beginners”にしたのは、そこに意味がある。